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伊達移住者の体験記 > 伊達暮らし54 食のこと
 伊達市に移住をされた方に、日々の様子を綴っていただくコーナー。

海と山に囲まれた伊達の豊かな「食」について池田さんの手記です。


伊達に住んで変わったかなと思うことは、食のことである。
ぜいたくということではないが、豊かになったという感じである。
近くで採れた野菜や魚などを新鮮なうちにいただくことができるという意味においてである。
道の駅や農家の野菜販売コーナーなどでは、採れたての地元産の野菜、果物、魚介などが比較的安い値段で売られている。
また知り合いの方々から地元の野菜や魚介をいただくことも多い。季節になると生り物はいっぺんにたくさん出来て、地域の知り合いのところに回ってくることがある。そのおこぼれが我々のようなところにも回ってくる。かぼちゃ、きゃべつ、とうもろこし、トマト、だいこんなどはいただくことが多かった。ありがたいことだ。


A農園のとうもろこし“めぐみ”(北海道では、とうきびと呼ぶが)は甘くておいしい品種で、
昨夏はよく買いに行った。何本か買うと、おまけに小さなかぼちゃとか葡萄をつけてくれることもあった。
女房はとうきび大好き人間だから、家に戻ると何をおいても先ずこのもぎたてのとうきびをすぐにゆでる。
お昼はとうきびということがよくあった。

ちなみに伊達では、とうきびは10月初旬まで採れたてが食べられる。秋には、噴火湾に遡った鮭をいただいた。家庭でいくらを作る手法も教えてもらった。
少し熱めのお湯で何度も何度もたまごを洗い、少し置いてから酒と醤油につけこむ。
宗八カレイは干物にしたものを、イカは活きているものをいただくのでは刺身にしたり、一夜干しにしたりした。干物を作るためのネット状のかごがホームセンターで売っている。
チカというわかさぎのような海の魚がある。
これもいっぱい釣れたからといただくことが多い。


小さめのものはから揚げに、少し大きめのものは干物にするとししゃものような食感である。ししゃもより好きだという方もいらっしゃる。
伊達という町の地勢である周りの畑地で野菜作りが盛んなことや、目の前の噴火湾で豊かな海の幸が獲れるということが地元に新鮮な食材をもたらしてくれている。その恩恵に我々も浴している。
◆自分の住むそばや散歩する周り(フットパス)に畑作などの農業、牧場などを見かけると関心が出てくる。
昨秋、伊達の農業について話を聞く機会があった。
伊達は北海道農業発祥の地といわれ、維新後の明治3年から9回に渡る伊達の家臣団の移住により開拓が始まっていった。初期にはアイヌとの交流により寒地農法を学ぶということもあったそうだ。明治7年には長和に農業生産法人「開拓農舎」を設立したり、明治8年には南部牛80頭を入れて牧場の開設を行っている。またそこから出る牛糞による土壌改良に着手している。
明治9年「えいれい社」という農業共済組合を起し、全市民が社員となり商品作物―大豆、小豆、そば、亜麻、菜種などの栽培に取り組んだ。
明治10年にはこのような伊達の農業の視察のため、開拓使顧問のケプロンや札幌農学校のクラーク博士が訪れた。クラークはこの時、自身米国での体験からこの地での甜菜(ビート)の栽培をアドバイスし、翌年その種子を送っている。
大正・昭和期には、隣に位置する室蘭が鉄鋼の町として栄えたこともあり、ここに野菜や雑穀を
供給する都市近郊型農業へと進展していった。ちなみにこの当時(大正期or昭和初期か?)の
作物の値段は、大豆が10aあたり7.5円に対し野菜は100円と随分付加価値があった。当時から品種改良した「伊達ほうれん草」やキャベツは有名だった。
現在野菜の生産額は、北海道の中では32位とのことだが、種類によっては上位にあるものも多い。
全道1位が水菜、2位がキャベツ、レタス、以下3位ブロッコリから上位に長ネギ、白菜、
ほうれん草、トマトなどが挙げられる。

農業についての現状の課題は、
(1)担い手不足、高齢化
  農業従事者1500人のうち65歳以上の方が50%強とのことで次代の担い手が不足。
  このため遊休地が増えて来ている。対策としては遊休地をも含め規模を拡大し農業生産法人
  化を図ることやコントラクタ(請負)事業といって、大規模農機具の貸し出し、機械作業を代行することなどが建設業界などの手で始まったりしている。
(2)原油高
  トラクターなど農作業を行う機械の燃料費やあらゆる生産資材の値上がりが農業経営を圧迫している。

◆農業がなかなか厳しい環境にあることは、ここに住んで交わされる会話や北海道版のTVや
新聞記事などでも知らされる。
同じく昨秋、食に関するマーケティングセミナーがあり参加した。
背景としては、中国毒餃子事件や食品偽装のオンパレードの世相から食品の安心、安全への関心が強まってきたことがある。
農産物流通コンサルタントと称する方で、生産者、流通、消費者間の調整、コンサルティングや農政や農産物流通に関するマスコミへの提言を生業としている。
「日本の『食』は安すぎる」というタイトルで、
新鮮、おいしい、安全な食物を生産するには、それなりのコストがかかる。消費者はそれに見合う負担を覚悟するべき。
現在の日本の食料品の価格決定システムは、消費者が握り、生産者は製造原価+適正な利益
を取れる構造になく、生産者は疲弊していく。
日本の伝統的な食生活が崩壊して、手間をかけた料理作りが減ってきている。食品素材を上手に使いこなすことができなくなったことも、生鮮素材の消費量の低下につながっている。
加工食品が増えてきている。
まだまだいっぱいお話されたがわたしの主観でざっくりと云うと、このあたりがこの方の主張や分析だった。また、
「日本の食糧自給率が先進諸国の中で最低の40%弱で推移している中で、基本的な対応戦略も打ち出せずにいることは嘆かわしい。
『自国の食料を自前でまかなえない国は、他国からも軽んざれる』一朝ことがあったときは、
他国からの食料輸入がストップして国民は食料の調達に四苦八苦する。」
ということも「そうだよな」と思ってしまった。


本州の代表的な米作農家では2haの農地を持ち、1haあたり90俵の収穫がある。代表的な米の品種あきたこまちで考えると、1俵あたり13000円なので、全部の売り上げが240万円となる。ここから苗、燃料などの経費を引いていくと粗利は150万円となる。1年間一生懸命働いてこの収入ではやっていけなく、若者はどんどん農業から離れていく。
いまの農業従事者の平均年齢は60歳台で今後ますます高齢化していくことは必須で、耕作放棄地が平成17年あたりからぐんぐんと増えている。今後だれが農業を担っていくのだろう。
人間として一番ベースとなる安全なる食料は、どこから供給されるのだろう。お金を払っても手に入れられない状況が出てくるのではないか?

ちなみに北海道の食料自給率は200%超ですから、そんな事態になったら皆さん北海道に来ればいいですよ。
脇道ついでに。北海道の農業は冷涼な気候のおかげで、農薬使用量が他地域の半分で済むというあたりが今後「食の安心、安全」をアッピールしていくには追い風か。
もう一つ脇道。最近の北海道米はおいしいという評価が増えて、道外や海外への出荷が増えている。農業試験場の地道な取り組みがおいしいお米への品種改良となっているようだ。
よく聞く美味しいといわれる銘柄は、「ふっくりんこ」、「ほしのゆめ」、「ななつぼし」、「おぼろづき」などで更に最近開発された何とかいうのは、これは全国一おいしいのではないかというエースらしい。
ここ伊達でも「蘭越米がおいしい」、「長和の何とかの田のお米がおいしい」などの米談義をよく聞く。
一昔前、わたしが学生の頃(四昔前か!?)は札幌の町の食堂に「内地米のおにぎりあります」なんて看板が出ていたので(ことほどさように北海道のお米がおいしくなかったのだ)、隔世の感がある。

果物のおいしい産地が北に移動しているのでは?ということらしい。
代表的な葡萄の産地山梨県では昨今温暖化現象の影響か、おいしい葡萄が出来づらくなっている。いま一番おいしい葡萄を作っているのは山形県らしい。
葡萄はじめ果物は寒暖の差があった方がおいしくなるらしい。日中は温度が上がり、夜間は下がり、その差が大きくなるほうが良いらしい。いま山梨はかってのように夜の温度が下がらなくなってきているとのことで、山形においしさの座を譲っているのか?
伊達のとなりの壮瞥は果物の町である。さくらんぼ、葡萄、りんごなどを産するが、ここの葡萄はおいしいと思った。「バッファロー」「スチューベン」という品種は甘みも濃くおいしい葡萄だと思った。

わたしたちが伊達の地で生活して感じることは、とても親切な方々に恵まれていることもあるのだが、地産地消というか地元の野菜や魚介を多くいただき食べていることである。
これは都会生活をしているときには考えられなかったことで、地元の生り物、獲れたものを新鮮なうちに食べていることである。ここに住んでこれはありがたいことだな思うことである。
また、別の機会に紹介したいと思うのだが、
みなさんいろいろと智恵を絞って料理方法を工夫したり、保存の仕方を考えて、旬のものをうまく食べたり保存したりしている。これも長年引き継がれた生活の智恵、先人の智恵だなと感ずる。

食べることは人間の基本であり、昨今その食の安全に関わる話題が騒がしい。
食べ物を生産する人、それを流通させる人、それを消費する人、それぞれがちゃんと再生産できる形で生きていかなくてはならないので、いろいろな言い分があるのかと思う。
ただ「安心、安全な食べ物を、いついかなるときも国民に提供する環境を整える」ということは国の施策の根幹にあると思う。
わたしが伊達という町にたかだか一年ちょっと住んでみて、周りの方々から見聞することで感じることの一端を述べてみた。わたしごときが何を云っても「ごまめの歯ぎしり」なのだが多くの諸賢のご意見をいただければ幸いである。


参考情報
市民講座 「伊達市の農業」伊達市 佐藤哲廣課長 08-10-28
マーケティングセミナー「日本の『食』は安すぎる」山本謙治氏 08-11-6
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